萎れるギリギリまで水を減らすフルーツトマト栽培において、日射を遮るカーテンは必須だ。今回、就農当初に導入した自動カーテン制御盤が誤作動を起こしたので、簡単な修理の仕方を紹介する。
誤作動とは、24時間タイマーがずれてしまう症状。時間になってもカーテンが開かないことに気づき、時間がずれていたため、故障部位はタイマーと特定した。このとき、メーカーに修理を依頼するのが普通であるが、制御盤は実は一般部品の集合体なので部品交換で直ることが多い。最近では部品の型番を調べるとモノタロウなどで簡単に購入できる。今回はA-TB72というPanasonicの24hタイマーだった。
ブレーカーを切り、結線を間違わないよう修理前の写真をとって、ドライバーで部品をはずしたら、10分もかからず修理終了。10年経った制御盤も無事機能した。
【修理前の結線の確認】
【修理後】
原油価格高騰、資材費高騰などにより農家の経営はますます苦しくなっている。簡単なところから、できる限り自分の力でなんとかすることが自衛策につながると思う。