この度9月1日から辻ファームの新定番となるトマトの出荷を開始する。
全国的な猛暑で一層難易度が上がっているフルーツトマト栽培。夏はトマトの生命維持を優先するため、糖度を上げるための水分ストレスをかけることはできない。そのため、アイメック栽培は不向きであるため、独自の栽培方法で味だけでない辻ファームならではの「濃さ」を目指した。
例えるなら、精神を鍛えるため高校球児に水を飲ませないということが慣例としてデータに基づかずに行われてきたが、昨今の猛暑下では命にかかわるため行わないのと同じだ。空調の効いた室内でトレーニングを課し、データを取って分析してさらに向上させるのと同じようなことを農場でも行っている。
まずは高温下でも味が良い品種を試験栽培を経て選定した。品種はとても重要で、全く同じ栽培条件でも品種により味は大きく異なる。品種だけではなく、大きく栽培環境を最適だと思えるまで変更し続けたことが新しい味を生み出した。
アイメック栽培とは異なる農法で育てたこの新定番フルーツトマトを、辻ファームの「Coiinaエコスイート」としてご紹介したい。パリッとした食感と、すっきりとした酸味と甘味が残暑の残る季節にベストマッチするように育てたのが、下にお披露目する商品だ。
9月に入り夜温が下がってくると、段々とフルーツトマトの味に深みが生まれる。季節が変わりゆくと共に味の変化を楽しんでいただくのも一興かと思う。
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