新年明けましておめでとうございます。
2024年、辻ファームは新規就農から14年目を迎えることができた(10年目の挨拶はこちら)。これまでに苦境に立たされたことも多かったことはお伝えしてきた通りだ。お客様にいい作物を届けるために工夫し、方向転換させてきた経験を通じて、当ファームは維持可能な農業を続け、お客様に喜ばれるものを届けていきたい。
昨年、世界中で見られた資材や燃油の価格高騰は、ファームの環境にも影響を与えた。しかし、この悪影響を工夫により効率的で環境に優しい農業方法への転換を促した側面もある。例えば、籾殻を燃料として活用する栽培技術の採用などだ。これは燃料価格の高騰に苦しむ一農家としてテレビ取材を受けたこともあった。
過去14年間で、トマトのImecフィルム栽培、露路栽培の最適化におけるチャレンジを続けてきた。昨年の夏、記録的な猛暑の影響を受け、品質は保つことはできたが、収穫量を維持するのに苦労したのは事実でもある。
今年の辻ファームは今後もCoiinaトマトが中心であることは変わりないが、いずれ重油を使った加温栽培ができなくなることも視野に入れ、栽培品目の多角化を狙う。
農園のコンセプトであった「新しい美味しいを日常に」をテーマに、定期便もトマトだけでなく、トマトを含めた野菜セットとしてリニューアルした。他にも、辻ファームオンラインショップではオレンジのCoiinaも期間限定リリースしている。
辻ファームのこれからの取り組みをご愛顧くださいますよう、お願い申し上げます。