農業を営んでいる者の楽しみの一つとして、採れたての最高鮮度で好きな野菜を食べられることにある。
しかし、食べて美味しい野菜が儲かる野菜かというとそうではない。今日はフルーツトマト農家の私が作るのをやめられない野菜を3つ紹介する。
○トウモロコシ
夏野菜の代表トウモロコシ。最近でこそスーパーでも朝どれが売られるようになったが、畑での採れたては農家しか味わえない味。辻ファームでは毎年たくさんの獣害にやられながらも、毎年作ってしまう野菜。
○空豆
初夏の味覚の空豆。美味しいタイミングは糖分が澱粉化する少し手前。少し早どりするのがポイント。好みの状態で食べるには作るしかない。種も高価で、畑の占有期間も長く利益は出にくいが、作るのをやめられない野菜。また、ほとんどが皮で購入しても可食部が少ないが、畑で作れば好きなだけ食べることができるのが農家ならではの贅沢だ。
○ニンニク
空豆と同様で畑の占有期間が長く、種が高価な野菜。辻ファームでは青森産と同じホワイト六片を作っている。乾燥して保存がきくので、鮮度は関係ないものの、国産は買うと高価なため栽培している。
自家消費用栽培のため売りに出すことはないが、この3つだけは作るのをやめられずにいる。家庭菜園を持っている人にはぜひ作るのを勧めたい野菜だ。
トウモロコシについては直売所で販売することもあるのが実態で、いつか辻ファームオンラインショップでフルーツトマト「Coiina」とともに気まぐれに販売するかもしれないので、ぜひチェックして頂けるとありがたい。その際はトップページにもお知らせを載せるつもりでいる。
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