良い土地を借りるには?
新規就農、つまり農業をゼロから始める時、よほど1枚で大面積の畑がある場合を除き、ビニールハウスなどの施設付きの土地をおすすめする。
理由は2つ。
1.労働生産性が高いから
2.天候に左右されにくいから
辻ファームでは現在施設付きの畑が3箇所と大面積の露地畑を借りている。それぞれ借りることができたきっかけを説明したいと思う。そこに農地を借りるための共通点がある。
・上粕屋農場 前回記事の通り、農業アカデミー教師のK氏による紹介
・串橋農場 農協職員のY氏による紹介
・平塚農場 地元農家S氏による紹介
・日向農場(大面積露地)市役所による紹介
共通点はすべて誰かの紹介であることである。もちろん自分の足で探し、持ち主を特定し、コンタクトをとった土地はいくつもあったが、最終的に借りることはできなかった。
良い土地を借りるには、土地を貸す側が農業を続けられない理由があり、タイミングが重要である。そして、いざそのようなタイミングが来た時に、貸し手が信頼できる誰かに紹介をしてもらう必要がある。日頃から、地元農家、行政、農協とコンタクトをとり、紹介してもらえる下地を整えることが重要だ。農地0から1が一番難しく、1から2、2から3になると、実績がある分土地は借りやすくなる。
農地0から農地1になれるかは運と行動力次第だ。
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