ここは辻ファーム日向農場。ビニールハウス栽培が主の辻ファームではあるが、あまりの雰囲気の良さに一目惚れをして借りてしまった露地畑。そして現在畑近くに家まで引っ越してしまった私。
広大な土地を格安の賃料で借りられるのは農家の特権だ。そこで友人を招きピザ作りの体験(練習?)に付き合ってもらった。ピザ生地は伊勢原の名店ピッツェリアアルベロベッロの斎藤シェフに作っていただいた。
生地に塗るソースはもちろん辻ファームオリジナルブランドである「Coiina」トマトピューレ(こちらは現在販売していないが…)。夏の露地栽培のサンマルツァーノトマトを100%つかったトマトピューレ。そして、ピザ釜の燃料につかったのはもちろん、こちらの記事でご紹介した籾殻から作るローコスト燃料・自家製モミガライトだ。これはTBS報道特集「重油価格高騰への農家の対策」でも放送で紹介された。
最初に焼けたピザは生地周りの焼け具合は良いものの、実は中は生焼け。なかなか難しい。
2回目、3回目と繰り返すうち、徐々にコツをつかみ、香ばしいピザができあがった。流石はプロの作った生地。とても美味しい。
辻ファームでは予てから農業体験の事業を始めようとしていたが、コロナウイルスの影響で先延ばしになっていた。感染者数も減り落ち着いてきたので、改めて準備をすすめたいと思う。しばらくは友人達に実験台となってもらい、完成度をあげていきたい。
「寒いからもう帰りたい」友人のひとりがいった。もう11月。日が暮れると外は肌寒い。
ハウス内を体験用に改装し、収穫から食べるところまで。Farm to Table ならぬ Farm to Farm tableの体験を提供できるようにしたい。