フルーツトマトと呼ばれるトマトに明確な基準がないのはご存知だろうか。
多くの方はフルーツトマトという品種があると思っておられるようであるがそうではない。一説によると糖度が8度以上であるといわれているが、そのトマトが大玉トマトなのかミニトマトなのかも明確ではない。
糖度がどのくらい以上からフルーツトマトと呼ぶかは正式には決まっていませんが、8度以上のトマトをフルーツトマトと呼ぶことが多いようです。
一般的(いっぱんてき)なトマトの糖度は4~6度ぐらいですが、くだもの並(なみ)の10度以上のものもあります。
ミニトマトは大玉トマトに比べ糖度をあげることが容易であり、それをフルーツトマトと呼んでいいのかどうか生産者としては疑問も残る。
そこで、辻ファームでは今期から生産者として、フルーツトマトとは、「大玉トマトの水分をコントロールして生産した糖度8度以上のトマト」と定義づけて生産と販売をすることにした。これもオンリーワン経営を目指すための差別化の一環だと考えている。
実は、かつてルネッサンスという大玉トマトをフルーツトマト化して生産していた。生産の再開を一部の方から熱望されていたものの、栽培の難しさなどの理由から継続を断念していた。今期は品種を変えて1月より販売開始予定である。販売開始の際はお知らせしたいと思う。
国内でもアイメック栽培のフルーツトマト(大玉)は、実は作っている生産者は多くない。多くないからこそ辻ファームとしてはフルティカだけでなく、もう一つの看板商品として育てていきたい。
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